~生きる糧となる力”を育てたい~
柿木章先生
- 中高旧教職員(保健体育科) 1971年4月~2014年3月
- プール学院大学 教育学部 教育学科 2014年4月~
- 現在の近況を教えてください
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プール学院大学の他 大阪府バレーボール協会 理事長、近畿バレーボール連盟 常任理事 公益財団法人日本バレーボール協会 理事 を務めている。 プライベートな時間に料理・ガーデニング等もしてみたいと思ったりもしているが、多忙のために時間が取れず なかなか叶わないのが現状。
- プール学院に務めることになったキッカケは?
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大学時代の副学長の勧めで卒業後すぐにプール学院に赴任。
- プール学院での思い出をお聞かせください
赴任当初は学生数が多い時代で、女性教員の先輩も多く、自分の未熟さもあり、先輩方との考え方の違いに苦労したこともあった。自分としては当時「良妻賢母」を目指した教育方針を持っていたが社会の変化・風潮の変化と共に「自立する女性」を育てる教育へと自身の考え方も変わっていった。 バレーボール部の顧問としても力を注いだ。 クラスの担任・クラブの顧問として生徒に対する接し方にも戸惑いもあったが、女子校に来てあらゆる面で女性にたいする教育をより好きになっていった。クラブに対する思い入れが強くなりすぎ、当時家族にも「仕事・プール学院第一」の在り方を妬まれたりもした。 教師・教育者としてまず“人が好き”というのが大前提でなければならない。 先生が生徒を好きであることが大前提で教育が成り立っている。保健体育の授業の目的は技術の向上のみならず一つの事をやり遂げる事での達成感、仲間との協力など生きる糧となる力を育てることであり、人を育てるのに重要な科目だと思っている。
- 同窓会についてメッセージをお願いします
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現在の学院を支えてもらっている大切な方々であるので、今後も現役生にいい影響を与える活動をして頂きたい。
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取材してみて
取材日:2016年12月2日(金)
取材場所:プール学院 同窓会館
取材者:
広報委員長 浦垣 敏子(高77回生 旧姓:江畑)
広報委員 岡田 由美(高87回生 旧姓:野本)
今も昔と変わりなく体育会系のキリッとした清々しい表情でお話しをされていました。時々うかがえるにこやかな笑顔もそのままで当時の人気の高さを思い起こさせました。先生と切り離せないバレーボール。選手・審判員育成に尽力されている情熱的な姿勢に心から敬意を表したいと思います。(岡田談)